【MEL】UVをコピーする便利なMELの紹介
こんにちは。デザイナーのQです。
今回はちょっとしたテクニックですが、UVをコピーするMELを紹介します。
UVをコピーするMELのスクリプト
// 選択されたオブジェクトそれぞれに対して処理を行うループ文.
for($array in $select){
// 最初に選択されたオブジェクト(UVのソース)を選択します.
select -r $select[0];
// 現在処理中のオブジェクトを選択に追加.
select -add $array;
// UVを転送します
// (※位置、法線、色は転送せず、UVのみを転送)
transferAttributes -transferPositions 0 -transferNormals 0 -transferUVs 2 -transferColors 0
-sampleSpace 4 -sourceUvSpace "map1" -targetUvSpace "map1"
-searchMethod 3 -flipUVs 0 -colorBorders 1 ;
// オブジェクトの履歴を削除します.
DeleteHistory;
// 構築履歴を削除します.
delete -ch;
}
使い方
- コピー元を「最初」に選択します (UVの転送元)
- 続けて転送したいメッシュも同時に選択 (UVの転送先)
- MELを実行
- UVがコピーされる!
このMELを使うメリット
このMELスクリプトは、複数のオブジェクト間でUVをコピーする際に非常に便利です。
1. UV複製の効率化
選択された複数のオブジェクトに対して、最初に選択されたオブジェクトのUVを一括でコピーします。
これにより、同じUVレイアウトを持つ複数のオブジェクトを素早く作成できます。
2. UV作業の時間短縮
手動でUVをコピーする代わりに、このスクリプトを使用することで、大量のオブジェクトに対するUV複製作業を大幅に効率化できます。
3. UV一貫性が確保できる
同じテクスチャを使用する複数のオブジェクトがある場合、このスクリプトを使用してUVを統一することで、テクスチャの一貫性を保つことができます。
4. 複雑なUVレイアウトでも複製が容易!
手動で再現するのが困難な複雑なUVレイアウトでも、このスクリプトを使用することで正確に複製できます。
5. ワークフローが改善できる
UV作業とモデリング作業を分離することができ、UV展開を一度行えば、それを他のオブジェクトに簡単に適用できます。
まとめ
このスクリプトは、大規模なプロジェクト、例えば似たようなUVレイアウトを持つ多数のオブジェクトを扱う場合に非常に有用ではないかと考えています。
これで時間を節約して、UV作業を効率化しましょう!
以上、デザイナーのQでした。