プランナーが聞く! 第1回 サウンドスタッフ編

Lancarse Blog をご覧の皆様、こんにちは。
ランカースでプランナーを務めている藤川と申します。

ディレクターやプランナーは、面白いゲームを考えるのが仕事ですが、
スタッフとのコミュニケーションも大きな仕事です。
特に他職種とのコミュニケーションは専門知識が必要になることもあり、
プランナー同士のそれよりはやや難易度が上がる印象です。

ということで、改めて話を聞いてみようと思い、
今回は弊社所属のサウンドスタッフ、Oさんに来ていただきました。


藤川
本日はよろしくお願いします。

Oさん
は、はい……本当にやるんですね……。

藤川
やりますよ、個人的にも興味ありますし。
手始めにランカースへ入社した経緯を軽く教えてもらって良いですか?

Oさん
はい。手短に話すと、通っていた専門学校に求人情報が来ていまして。
そちらに応募した結果今に至る。といったところです。

藤川
なるほど。それまでサウンドに関する経験というものはあったのですか?

Oさん
幼稚園から中学卒業あたりまでピアノを習っていました。
中学生の頃に友達の影響でPCを使っての「打ち込み」を覚えます。
また、ランカース入社前にはカラオケの演奏データを作成するバイトをやっていました。

藤川
カラオケの演奏データ作成……つまり耳コピですか?
 ※耳コピ……原曲を聴いて、自分の耳だけを頼りにコピーすること

Oさん
そうです。そして入社後すぐ耳コピの仕事がありました……。

藤川
……それは……奇遇ですね。


藤川
普段、どんなお仕事をしていますか?

Oさん
BGMやSEの作成がメインです。それをゲームに組み込んでから調整なども行います。

藤川
それではまずBGM作成について、普段の仕事の進め方を聞いていこうと思います。
BGMは普段はどのような形式で発注が来ますか?

Oさん
ディレクターさんやプランナーさんから、Excelで発注素材リストを貰います。


BGM発注書のサンプル。発注者によって内容に個性が出がち

藤川
この発注リストで重要な部分はどれでしょう?

Oさん
どれも重要ですが……、尺の指定ゲーム内で流れる頻度は特に欲しいです。

藤川
サウンドさんから見て、理想の発注方法はありますか?

Oさん
BGMを作成する際に、既存の曲を例として挙げてもらうことがあるのですが、
この例は1曲ではなく3曲程度挙げてくれると助かります。

藤川
ほうほう!

Oさん
例が1曲だけだと、発注者の思っている「この曲のこの部分のこの雰囲気」というのが伝わりづらく、その曲に頼り切ってしまうのです。
例が複数あれば共通点を見いだせるので、発注者との誤差が減ると思います。
……これは受け売りですけど。

藤川
では次にSEについて聞かせてください。
発注方法などはBGMとそう変わらないですかね。

Oさん
そうですね。SEの場合は擬音が書いてあると嬉しいです。

藤川
ドカーン!とかピュン!とかですね。

Oさん
はい。あとはループするかどうかは必須です。
 ※ループするSE……指定があるまで永久に鳴り続けるSE。マシンガンの音など。


藤川
最後になりますが、何かあればどうぞ。

Oさん
なんでもいいんですか?
サウンドルームが欲しい……です。


今回は書ききれませんでしたが、実際はもう少し細かい話もしていますので、
機会があればまた掲載していきたいと思います。

ブログ用に行った今回のインタビューですが、個人的にも得るものが多く
非常に有意義でした。
サウンドさんだけではなく、違う職種の方にもどんどんお話を聞いていきたいと思います!

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