はじめまして。
ランカースでデザイナをしています、オシノです。
最近「MayaFluid」を触る機会がありましたので、それに関連する話をしたいと思います。
仕事ではエフェクトを担当させていただくことが多いのですが、今回「MayaFluid」を触ったのは「こんなこともできるんだ」といった研究のようなものでした。
「MayaFluid」を簡単に説明しますと、Maya上で流体エフェクト(Fluid)を使って大気や発火、液体をリアルにシミュレートしてレンダーするためのもの、とのことです。
(映像では、主に爆発や煙といったものに使われているみたいですね)
この「MayaFluid」触ってみて最初に感じたことは、とにかくパラメータが多い!
どのパラメータが、エフェクトにどういった影響を与えるのか、どこから手をつけたらいいのかがさっぱりでした。
これでもまだ一部で、いじれるパラメータはまだまだたくさんあります!
私がエフェクトを作る場合、最初にとりあえずのたたき台を用意します。
例えば斬撃エフェクトが必要な場合、最初に横一閃の残光を用意します。そのエフェクトのコアとなりそうな部分ですね。
そうすることによって、自分がなにを目指しているのかを早い段階で明確にします。
方向性が決まっていると、作業ペースも上がるし、なによりモチベも上がりますよね。
過去に作ったものをもってきて、そこから調整…といったこともあると思いますが、私の場合だと、過去のデザインに引っ張られて、逆に一から作ったほうが早かった!ということが多々あったりします…。
さて、「MayaFluid」では、まだ最低限のたたき台の作りかたもわからない状態です。
とりあえずは、Base Resolution(ベース解像度)を上げてみる。
Swirl(渦)を上げる。(流体に渦の効果を追加するようです)
左がデフォルトの状態で、右がパラメータを 調整した状態です。
これらの設定で少しだけ、本当に少しだけ煙っぽさがでたように感じます。
まずはここから!
「MayaFluid」のパラメータとの戦いは続きそうです。