初めまして! 死にゲー好きなプログラマのタキシマです。
死にゲーと言えば、少しの操作ミスで死んでしまうトライ&エラーの多いゲームですね。
ゲームでミスをする原因として、画面情報(画面内のヒントや予兆)の見落としなどが考えられます。
今回はそのような、画面情報を捉えるための視点についてのお話をしようかと思います。
視点の追跡を行うものとして、アイトラッキングというものがあります。
アイトラッキングとは
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アイトラッキング(英語: eye tracking,ET)とは、 視点の場所(どこを見ているのか)や、頭部に対する眼球の動きを計測し、追跡する方法である。 なお、現代では、視線の場所や動きを追跡する際に、アイトラッカーと呼ばれる機器を用いる。 |
昔は高価で個人では手が出し辛かったですが、最近は安価でも精度の高いアイトラッカーもありますね。
アイトラッキングを行いながら画面を記録することで、いつ、どこで、何を見ていたかを知ることができます。
ここから様々な情報を得ることが可能だと思っています。
■視点が分かる
アイトラッキングを行っているなら当たり前ですが、常に自分の視点が分かります。
■画面情報の見落とし
自分の中では画面全体を見ていたと思っていても、実は視点は別のところにあり気付いていない。なんてことも分かります。
■上達のコツなどに
他の方の視点を見ることになりますが、上手な方の視点の動きというものは無駄がありません。
■ゲーム開発における視線誘導に
派手な演出を作っても、見せたいものに視線が移っていなければ見栄えも薄れてしまいます。
画面の切り替え時も、切り替わり先の見せたいものにしっかりと視線が誘導できているのかなども知ることができます。
■純粋に見ていて楽しい
好みの問題ですが、ついつい視点を表示したくなる要素の一つです。
人の目の動きというものは見ているだけでも面白いです。動くものに直ぐ釣られます。楽しいです。
といった具合でしょうか。
上記に挙げたものが全てではないと思いますが、視点から得られるものは意外とあります。
例えばFPSなどで「何でそんな速度で反応出来るの?」と疑問に思うような遊び方をする人もいます。
ゲームプレイを見るだけでは不思議に思うことが、アイトラッキングの視点を見ることで、その人が注目している場所が分かり疑問も晴れるかもしれません。
遊び(ゲームの上達)にも開発(視線誘導の検証など)にも使える、そんなアイトラッキングについてのお話でした。